つばさ号で峠越え

東京⇔山形の往復記録です

難読駅名 その3

今回は、羽越本線陸羽西線のジャンクション「余目駅」です。

羽越本線は、電化区間であるにもかかわらずGV-E400系気動車が活躍しています。
ディーゼルエンジンの動力そのもので走るのではなく、エンジンで発電させた電力を使ってモーターを回して走るので、気動車というより電車のような感じがします。

陸羽西線は、今、列車が動いていないので、このような代行バスが活躍しています。

この代行バスが駐車している少し先に「クラッセ」という、おしゃれな施設があります。
一言では言いあらわせない複合施設ですが、1階には土産店、パン屋、食事処、情報館、貸しオフィスなどがあります。
(土産店の奥の方にきれいなトイレもあります)
2階は休憩できるスペースになっているので、列車を待つのにちょうどよいと思います。(椅子とテーブルがありますが、電源コンセントはありません)
地元の高校生が勉強している時もあります。

1階お土産店では、庄内地方のいろいろな食品、お菓子、お酒などが売っています。
お菓子などは、箱売りではなく、バラ売りというか単品で売っている商品も多いので、数種類のお菓子を試し買いするのに便利です。

店内の写真撮影は控えていたので、以下のURLを見ていただくと詳しいことがわかります。
https://www.navishonai.jp/classe.html

駅前はこんな感じです。

風力発電さきがけの町なんですね。

駅のホームからは、山形-秋田の県境にそびえ立つ鳥海山がきれいに見えます。

はい、「あまるめ」と読みます。

音(おん)が似ている駅名で「あまるべ」駅がありますが、こちらは、山陰本線の風光明媚な鉄橋で有名な駅ですね。
餘部駅」と書くので、こちらも難読駅と言えるかも。

そう言えば、数年前の夏の夜、新庄から陸羽西線(キハ110系気動車)でこの余目駅に到着した後、羽越本線の酒田行きの列車に乗る予定だったのに、間違って、鶴岡方面行きの列車に乗ってしまったことを思い出しました。

鼠ヶ関行き(鶴岡方面)なのに、酒田行きと思い込んで誤乗してしまった

まあ、間違ってしまったのは仕方ないので、車内改札に来た車掌さんから切符を買って鶴岡駅まで行き、夜の鶴岡駅前を散策し、約1時間後にやってきた下り列車で、再び余目駅を通ってようやく酒田までたどり着いた、ということがありました。
(やらかしたのが夏でよかったです。冬だったら凍えて体調を崩していたかもしれません)

この当時、羽越本線では国鉄時代から走り続けているキハ47系が現役でしたが、翌年3月のダイヤ改正で引退することが決まっていました。一晩で2回もキハ47系に乗車できたのは良い思い出となりました。
エンジン音はやたらとうるさいのに、寒冷地仕様の重たい車両のためか、なかなか速度が上がらないキハ47系は、なぜかいとおしく感じます。

タラコ色の懐かしい車両

では、また。