つばさ号で峠越え

東京⇔山形の往復記録です

乗降お作法(その1)電車編

山形県内を走る列車に乗る/降りる際には、ちょっとしたお作法があります。
多く旅行者の方々が列車に乗降する際、戸惑っているのを見かけますが、たまに地元の中高生でも間違う時があります。

0.基本知識
山形県内でSuica/PASMOなどの交通系ICカードが使えるのは、山形駅山寺駅のたったの2つです。
ですので、県内の鉄道で交通系ICカードだけで行き来できるのは、山形=山寺の往復だけです。
この駅以外では、紙の切符購入、または、整理券と現金で運賃を支払うことになります。
また、無人駅や車掌が乗務していないワンマン列車という、特殊な環境がありますので、事前に知識がないと乗車することもできません。
以下、参考にしていただければと思います。

1.仙山線羽越本線
乗車前:
切符の自動券売機や、切符売り場がある駅では乗車前に切符を買います。

乗車時:
ドアは車掌が開けるので普通に乗ります。
冬季はドアロックを解除するだけなので、ドアボタンを押してドアを開けて乗ります。
(東京近郊なら、青梅線五日市線と同じ乗り方ですね)
無人駅で乗車した場合には、最後尾の車掌室に行き、車掌から切符を購入します。
現金、もしくは交通系ICカードで切符(感熱紙に印字されたペラペラの切符)を購入できます。

降車時:
ドアは車掌が開けるので普通に降ります。
冬季はドアロックを解除するだけなので、ドアの「開ける」ボタンを押してドアを開けて降ります。
駅員がいる駅では、駅員に切符を手渡します。
無人駅で降車する場合は、切符を車掌に手渡しますが、プラットホームにも切符回収箱がありますので、そこに入れてもよいです。

2.奥羽本線
乗車前:
切符の自動券売機や、切符売り場がある駅では乗車前に切符を買います。

乗車時:
(a) 車掌が乗務している列車の場合
仙山線羽越本線と同様です。
(b) 車掌が乗務していないワンマン列車の場合
1両目の車両の前から3番目のドアに行き、ドアボタンを押して、ドアを開けます。
(このドア以外はロックがかかっていて、ドアボタンを押しても開きません)
ドア近くに、整理券発券機があるので、整理券(乗車した駅名と日付が印字されています)を取ってください。

降車時:
(a) 車掌が乗務している列車の場合
仙山線羽越本線と同様です。
(b) 車掌が乗務していないワンマン列車の場合
駅員がいる駅では、駅員に切符または整理券と運賃(現金)を駅員に渡します。
無人駅では先頭車両に行き、切符または整理券と運賃(現金)を運転士に渡します。
(両替機はありますが、紙幣は千円札しか使えません)