つばさ号で峠越え

東京⇔山形の往復記録です

列車代行バス

山形県内を東西に走る鉄道路線の中で、現在以下2路線の列車が動いていません。
陸羽西線:国道のトンネル工事により全線で計画運休
米坂線:2022年8月の豪雨による鉄橋崩落で今泉~坂町間が不通
それで、この区間では列車代行バスが運行され、列車が動いていた頃のダイヤをほぼ確保して乗客を運んでいます。
先日、山形駅から酒田駅に行った際、陸羽西線新庄駅余目駅区間代行バスに乗ってみました。
新庄駅前から乗ったバスは「松山観光バス」という会社の観光バス仕様のクルマで、補助席を使わなければ定員45人のところに18人が乗車しました。

代行バスは、陸羽西線とほぼ並行にある国道47号線を走り、駅前、もしくは、駅から少し離れたところにある道路上の停留所に止まります。
驚いたのは、バスなのに停留所には定刻に到着/発車したことです。
通常、バス停の時刻表は通過時刻の目安なので、時刻表より数分程度遅れるのが当たり前なのですが、この代行バスは、本当に定刻どりに運行していました。
陸羽西線の列車(キハ110系)には、トイレがありましたが、代行バスにはトイレがないため、途中の古口駅前でトイレ休憩があり、4分間停車しました。
(駅のトイレを利用したのは、私を含め男性3名のみ)
途中、清川駅前、狩川駅前で数人乗ってきて、終点余目駅前には、計25人が下車しました。
代行バスは遅延することもなく、路線バスではなく観光バス仕様なので、座席はそこそこ座り心地が良いですが、列車なら車両の中を歩いたりして動き回れるし、トイレ付なのでそっちの方の心配をしなくていいいし(=還暦すぎると、トイレが近くて、長距離移動ではとても気になります)、なんといっても、鉄路でガタン・ゴトンという音を聞きながらの移動は情緒があるのですが、バスにはそれがない/できないので、ちょっと残念です。

国道工事完了後(2024年度)には、列車による運行が再開されることを強く願っています。
"乗客が少ない赤字路線なんだから、列車じゃなくてもバスで十分じゃね?" なんて、JR東日本が判断しないようにお願いしたいものです。