つばさ号で峠越え

東京⇔山形の往復記録です

バス移動(山形→新潟)

山形市内から県外に行くバスは、以下3路線があります。
山形⇔仙台(山交バス、宮城交通
山形⇔新潟(山交バス、新潟交通
山形⇔東京(山交バス、オリオンバス
(山形⇔大阪は休止中)
この中で、山形⇔新潟線が存在するのが以前から不思議に思っていました。
山形市に居ると、仙台市とは結びつきが強固ですが、新潟市とは特に結びつきがなさそうで、毎日朝・夕にバスを走らせる意味あるのかな、と思っていました。
はたして、需要があるのだろうか、どんな年齢層の人が何人くらい乗るのか、どんな道路を通るのか、など興味があったので、乗ってみることにしました。

山形⇔新潟のバスは予約制となっているので、出発2日前に山交バス案内所に行き、乗車券を購入しました。
最近のバス乗車券って、普通のA4の紙にプリンタで印刷しただけなんですね。

出発当日の朝、この乗車券を運転士に手渡して乗車手続きしたところ、「配車の都合で、今日はトイレ無し車両で座席番号も変更になります」、と言われました。
途中でトイレ休憩があるとはいえ、4時間近くの乗車でトイレがないのは不安でしたが、出発直前にトイレを済ませて乗車しました。
運行会社は山交バスで、貸切観光バスの仕様、ETCもついていない、ちょっと年季の入ったクルマでした。

山交ビル(朝8:00出発)で6人、山形駅前で5人、高松葉山温泉(上山営業所)で2人、南陽市役所で4人、飯豊めざめの里(道の駅いいで)で2人、合計19人の乗車でした。
案外、20、30代の若い人が多く、中高年男性は2人だけでした。
途中のバス停ででは、運転士さんが乗客のスマホの予約画面と名簿を確認して、変更になった座席番号を伝える、ということをしていたので、各バス停で出発が遅延していきました。
(バスの案内所や営業所で乗車券買わなくても、スマホで「発車オーライネット」で予約し、クレジットカードで購入すればよい、ということは後で知りました)

南陽市役所を過ぎてしばらくしてからは、雪の国道113号線をひたすら走ります。
この国道113号線はあまり信号がなく、クルマも少ないので、高速道路代わりみたいな感じです。
小国町役場前では誰も乗り降りせず、10:10に「道の駅おぐに」で15分間のトイレ休憩となりました。
この道の駅の裏手はスキー場(横根スキー場)になっていて、スキー客でそこそこ賑わっていました。

トイレ休憩が終わり、しばらく国道113号線の山道を走り、県境を超え、途中、荒川にかかる橋をいくつも渡ると、ようやく集落が見えてきて10:48に下関に到着です。
ここでは、6人(子供含む4人家族と中学生2人)が乗車しましたが、みなさん予約なく、新潟県内の路線バスに乗る、という感じで現金で新潟駅までの運賃を支払っていました。(ここで総勢25人)
それにしても、下関には定刻より20分遅延で到着しましたが、寒い中、いつ来るわからないバスを待つのはつらいと思います。

下関では、6人分の運賃受取りなどで、5分間停車し、出発は10:53(25分遅延)となりました。
このあと、ようやく高速道路(日本海沿岸東北自動車道)に入り、途中の聖籠新発田(高速道路上のバス停)で大学生くらいの男性が1名降車しました。
葛塚を過ぎると高速道路を降り、新潟市内に入りますが、市内の道路が工事中で渋滞しており、最終的に万代バスセンターに到着したのは12:15でした。(32分遅延)

山形→新潟 4時間15分の長旅は、ちょっと疲れましたが、隣の座席には誰も座らない程度の乗車率だったのでストレスはなかったです。
案外若い人が乗るのと、山形市内だけでなく、上山市南陽市飯豊町といったところからも新潟に用事がある人がいる、運転するには厳しい山間部の雪道を通る、というのがわかりました。
(夏場だったら、山形=新潟県境の荒川沿いは緑豊かないい感じの風景なんだろう、と思います)

終点の新潟バスセンターで食べたカレーは、お腹がすいていたこともあり、美味しかったです。