つばさ号で峠越え

東京⇔山形の往復記録です

フリー切符

昨日の記事で紹介した「STATION STAMP」を集めるためには、列車に乗って、スタンプの設定がある駅に行かなければなりませんが、定年→再雇用の身分となった者にとっては電車賃をふんだんに使えるわけではありません。
そこで、利用したのがフリー切符です。
南東北の「小さなホリデーパス」や、関東一円の「休日おでかけパス」が重宝しました。
どちらも2,720円で1日乗り放題なので、始発から終電まで、まるまる1日この切符で移動してスタンプ集めに走り回っていました。
関東は電車の本数が多数あるので、あまり綿密に計画を立てなくても目的の駅へ行ってスタンプを押し、すぐ来る電車に乗って次の目的の駅へ行く、というのが可能ですが、東北は列車の本数が少ないので、まず目的の駅でスタンプを押し、次の駅に行くには1時間待つので、どこで時間をつぶそうか、あるいは逆ルートだと効率的に列車の乗り継ぎができるか、などなど時刻表を片手にアタマをフル回転して計画を立てていたので、定年すぎたオヂサンにはちょうどよい頭の体操にもなりました。
ただ、現実には、単線での行き違い待ちに想定外の時間がかかったりして、計画通りに行かない場合もありましたが。
若い頃は、乗り継ぎがうまくいかないとイライラすることもありましたが、今はスマホもありますし、無人駅で1~2時間待つのはそれほど苦にはならなくなりました。
関東に比べて運行する上での支障が多い東北(単線での待ち合わせ、無人駅での運賃精算、除雪、鹿・猪との衝突など)では、運行管理者や現場の運転士(ワンマン列車だと一人でなんでもこなさないといけない)には、相当の負担がかかっているので、予定していた列車に乗り継ぎができなくても、成り行きに任せておとなしく待つしかないな、と達観するようになりました。
ちなみに、東北だと、青森や岩手のホリデーパスはありますが、秋田ー山形周辺のホリデーパスがないのが残念なとことです。
羽越線や、奥羽線狭軌区間)のホリデーパスがあればありがたいのですが。(JR東日本さん、検討してくれないかなあ?)