つばさ号で峠越え

東京⇔山形の往復記録です

介護タクシー

2ヶ月に1回、母親をクリニックに連れて行き診察を受ける必要があるので、山形の実家にやってきました。
母親は高齢者施設にいますが、その施設では「病院同行サービス」のようなものがないので、病院には家族が連れて行く必要があります。
さらに、母親はまったく歩行できず(身体障害者3級)、車椅子での移動しかできないので、施設からクリニックに行くには車椅子ごと乗れる介護タクシーを利用するしか手がありません。
一般的なタクシーなら事業者は多数あるし、電話すれば1時間以内には来てくれますが、介護タクシーはそもそも事業者が少なく、事前に予約をしないといけないので、車椅子の人を病院に連れて行くのはかなりハードルが高いです。
今回も3週間前に予約したのですが、昨今の働き方改革介護タクシー業界にも波及しているのか、夕方遅い時間の配車は断られたので、やむなく時間をずらしたり等、なかなかこちらの思い通りの時間に移動できないのがもどかしいところです。
当日は、予約時間の10分前に介護タクシーが施設に来ましたが、車種はホンダのNーBOXでした。
以前、日産のROOXが来た時もあり、介護タクシー業界では室内高が高いタイプの軽自動車で運行するのが主流のようです。
車椅子を車内に乗せるのは、電動リフトではなく、スロープを利用して車椅子を押し上げる形式です。
施設からクリニックまでは、安全運転で、乗り心地も普通のタクシーと遜色なく、約15分間で到着しました。

山形市では、身体障害者手帳を持っていると500円のタクシー券が年間24枚(12,000円分)発行されます。

1回の乗車で3枚(1,500円分)まで使えるのと、身障者割引(10%)が適用されたので、今回の出費は現金400円程度で済みました。
このタクシー券をもらうには、山形市役所の窓口で障害者手帳を添えて申請します。
山形市民ではなく、東京都に住民票がある私でも母親の手帳を持って行けば簡単に発行されました。
介護にはお金がかかりますが、自治体のホームページには金銭的な負担が減らせる方法があちこに載っていますので、こまめに調べて、該当するものについては申請し、ほんの少しでも介護費用を抑えていこうと思います。