つばさ号で峠越え

東京⇔山形の往復記録です

ことの始まり

介護に関して、老親を高齢者施設に入れて、介護士の方々に日々の生活を支援してもらおう、と思っても、まず、何をすればいいのかさっぱりわからない、という方は多いと思います。
最初に行うことは、
『病院の医療相談室に相談する』
です。

もし、病院に入院していない場合には、「地域包括支援センター」という、介護や福祉に関する総合相談窓口のようなものがありますので、そこに相談してみればよいと思います。
(すみません、地域包括支援センターの存在は知っているのですが、実際に相談した経験がないので、詳しくお伝えすることができません)

私の場合、2021年3月に母親が歩行中に転倒して複雑骨折したことが、ことの始まりです。
母親は病院に入院し手術しましたが、医師からは「退院しても自力で歩行することはできない。自宅で生活するのは無理だろうから高齢者施設で生活するのがよいと思われる」と診断されました。

そうは言われても、高齢者施設に入所するには、どこでどう手続きすればいいのか、介護保険の申請はどうすればいいのか、わからないことだらけでした。
介護に関する本を読んでも「まずはケアマネジャーに相談してみましょう」と書いてあるだけで、そもそもケアマネジャーってどこにいるのかもわからず、途方に暮れていました。
悶々とする中、ネットで調べていたら、大きな病院では医療相談室や地域連携室といった名称の部署があり、退院後の相談に乗ってくれる、という記事がありました。
母親が入院していた病院も大きい病院なので、相談室があり、そこへ電話してみたところ「ケアマネジャーを紹介するので一度お話ししましょう」、ということになり、日時を指定されて打合せの場を設けてもらいました。
打合せ当日は、紹介されたケアマネジャーを交えて、どのような形式の介護が適切かなど、話し合いを行い、こちらの希望(=実家での生活は無理なので施設に入って、介護士の方に支援をお願いしたい)を伝えました。
その後は、介護保険の申請や、高齢者施設の選定・調整はケアマネジャーにお任せし、ケアマネジャーに指示された通りに書類作成、捺印等を行い、無事、母親を高齢者施設に入れることができました。
老親の介護をどうすればいいのか、誰に相談すればいいのか、最初の取っ掛かりがわからず悩んでいる方は多いと思います。
もし、親御さんが入院しているなら、その病院の医療相談室に相談してみてはいかがでしょうか。